結果

Cと私の就職活動は:

4戦中、4勝0敗+2ボーナス。

全部オファーをいただきました。正確に言うと、私の3校目は結果が出る前に私から辞退したんだけど、あとでその学校で教えているコロンビア出身の友人が「次の日にオファーレターが行く予定だったよ」と教えてくれたので「勝」に入れてみた。2ボーナスはポスドク。一つはフィレンツェにあるEuropean University Instituteの有名なプログラム、もう一つはハーバードのポスドク

で、色々迷った末、Cがいただいたオファー、シンガポールでのテニュア・トラックを受けて、その前にフィレンツェでのんびりすることにした。とりあえずハーバードは即効辞退。他の学校は辞退するのも心が傷んだけど、ハーバードを断るのは気持ちいい。ハハハッッ。

私にオファーをくれた大学自体3校とも、州立大学だしそれなりに名前も知られたところばっかりだったし、Cのポジションも考慮してくれるということだったので、断るのはガッツがいた。Cの友人も私の友人も、You guys are crazyと言う人が結構いたけど、私達の生き方自体が違うから仕方ないよね。アメリカのアカデミアのルートに支配されて、周りの期待に自分たちの人生を合わせていくよりも、自分たちがやりたいことを優先して、たまたまアカデミアがそれに沿うのであれば続けていく、と決めたから。

正直、これだけ就活で手応えがあるとは思わなかったわ。2人ともアカデミアに執着する気がさらさらなかったから、一般的なアドバイス、タブーをさんざん無視して就活したので、まったくオファーがなくても驚かなかったと思う。普通はアカデミアをやっている相方や子供がいることは隠せるだけ隠すこと、Eメールで交渉しないこと、分からない時にI don't knowと言わないこと、など色々言われるんだけどね。もっと地を出して直球勝負して、全然問題無いことがわかった。結局私がやったキャンパスインタビューは全部断ることになったけど、こういう発見があっただけでも無駄ではなかったか。

それにしても、G先生はさすが。迷ってる時にG先生とCと3人で話をして、もしかしたらアドバイザーだし、学校の「就職率」をあげるためにもアメリカのオファーを選べって言うんじゃないかと思ったけど、とんでもない、シンガポールに行くほうが可能性が広がるし、adventurousよね、と同意してくれた。

そうなの、アメリカに残る気持ちがね〜。アメリカという国がね〜。もうお腹いっぱいですわ。シンガポールに定住するというよりは、ヨーロッパとかオーストラリアとかを将来の視野に入れていきたいと思ってる今日このごろ。