日本近代史オタクにおすすめの本

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これ。文字通りむさぼるように読んだ。
ファシズム」と一言でよく片付けられる「大政翼賛会」が、当時はデモクラシーの再生として組織されたこと、私が注目している地方と都会の意識格差であるとか、中国大陸での経験が日本の国内改革を形作ったとか、新しい視点がいっぱい。個人的には今の右翼に悪利用されないかちょっと心配なこともあるけど、筆者の立場はそうではないことが明らかなので、右左翼の観点をひとまず忘れて、人間社会の摩訶不思議さを楽しむと良し。

歴史が嫌いな人にはおすすめしないけど。