侮れぬ大学生の発言

毎週TAのセクションが二つある。前に比べれば担当する学生の数は半分(各々12、3人)で、ディスカッションには文句の言いようのないパーフェクトな人数。


アメリカの大学で、日本史概論入門だし、彼らの知識はサムライとニンジャくらいなもんだからっっって侮っていられない。先入観なしに「葉隠」やら色んなものを読むから、ときどきビックリするような高度な質問をしてきて、はっとさせられる。


儒教の考えが江戸時代の市場経済の発展にいいように働いたんじゃないか。嘘ついちゃいけないとか、一生懸命働かなきゃいけないとかそういう価値観が経済発展に結びついたのじゃない?」

「サムライ階級の男色文化って農民からは『ハイステータス』文化として嫌われてた?」


などなど。えっ、というようなクリエイティブな視点。一方的に教える関係なんてあり得ないのだ。教育は奥が深し。