フィルムアーカイブ

韓国映像資料館というところに行ってきた。去年一度行った時は道に迷ったので、今回はしっかり地図を持参して。でもやっぱり場所分かりにくいっす。

最近スギョンの修士論文を(韓国語の練習がてらに)読んでいる。満州での映画製作について。実は私も映画については博論に少し加えたいので、30、40年代に朝鮮で放映された映画を見に行こうと思って、今日はるばる(ってそんなに遠くないけどアクセスしにくいので気持ち的に)行ってきた。ただで昔の映画も最近の映画も見れるので、知的に楽しく一日つぶすにはもってこいの場所だ。

で、何を見たかと言うと;
「望楼の決死隊」(今井正、1943年)と「家なき天使」(최인규、1941年)。前者はほぼ日本語で、今の北朝鮮満州との国境に駐在する日本人警察官たちが多民族で構成された村を命がけで匪族から守る話、後者はほぼ韓国語で、浮浪児を集めて施設をつくった韓国人ジェントルマンの話。歴史学の視点からみて、面白い点がいっぱいあった。とくに「家なき天使」はあまり触れられることのない作品だけれども、私の「青年」の研究にも示唆的な描き方がされていた。博論にくわえちゃおうっかな〜。学校でDVD買ってもらおうかな〜。というわけで、最近元気ないFrog in a Wellのほうに紹介のブログでもしようかな。