子どもと青年の歴史というフィールド

暇そうに見えても(見えてる?)実は着々とハードルを超えている私。というか、超えるために準備している。最近は口述総合試験(オーラル)の準備を開始した。4つのフィールドそれぞれに担当の教授を探して、試験にかける本のリストを相談しながら作って、読んで、最後に4人の教授を一堂に集めて、2時間の口述試験をする。(できれば一年後の今頃にすませたい。)試験そのものよりも、たくさんの本を読んで教授とサシで議論するという準備の過程の方が重要なのだ。政治学部では読むべき本が決まっていたので、自分の博論とは全然関係ないものが多かった。その分、歴史学のは読む量は増えるとはいえ、博論のためにはどうせ読まなくちゃいけない大量の本を、教授の指導のもとに読むことができるので、もっと楽しい(と思う)。


私のフィールドは、
1.近代日本
2.近代韓国
3.帝国主義
4.子どもと青年の比較史


1から3まではよくあるフィールドだが、4は、かなり珍しい。でも、どうしてもやりたい。珍しいフィールドは指導教官を探すのが難しい。色々探して、コロンビア付属の女子大バーナードに、植民地アフリカのHistory of Childhoodと、植民地ラテンアメリカHistory of Childhoodをやっている二人の若手の教授を探し出した。2週間ほど前に一人、今日もう一人に会いにいき、私の博論のアイディアや、オーラルで読みたいものを話し合ううちに、色々意気投合して、二人がチームで私を指導するということに話に納まった。


それにしても、Journal of the History of Childhood and Youthという学術誌が今年から始まったし、新しいがこれからかなりポテンシャルのあるフィールドになるのではないかっ!と期待中。新しすぎて、読み物のリストをつくるのが大変だけど、だからこそおもしろそう。教授たちも私以上にワクワクしているようだ。