Sex and the City

私の住まいがNYマンハッタンなだけでSATCの世界かってたま〜に思われることがあるが、全然違う。大体あれだけ長期のドラマだったくせに大学関係(NYUだろうがコロンビアだろうが)の話が一つもなくなかった(思い出せないけど)?とはいえ、DCに居た頃に同期のゲイちゃんエンザがSATC大好きだったのもあって、ドラマはよく見た。生き方に共感するって言うよりは、「あ〜こういう人いるよね〜」っていう女性/ゲイのコメントと、Cの「え、そうなの?」という反応のギャップや、ほど良いSarcasmが笑えたから。「それってただの自分勝手な女やん」みたいなエピソードも多かったけど。


エンザは映画版も好きだったようで、人の好みにあれこれ言いたいわけでもないんだけど、私は映画版は受け付けられなかった。ストーリーは至極単純だし、結局ただのドラマクイーンなだけだし、気の利いたSarcasmもなかったし、ちょっと行き過ぎた物質主義も「憧れる」というより嫌悪感を起こさせる。ケリーのアシスタントがさくっとブランドのバッグを受け取って喜んじゃうとことか、パスワードがLoveだとか、ちょっと甘ったるすぎて吐き気した。最後はサマンサが50歳になって...50歳になってその生活と価値観ってちょっとどうかな〜って普通に引きまくった。ドラマじゃケリーがど貧乏になる時とかあるのに、結局大金持ちでハイステータスなのを旦那にして籍を入れて一件落着だなんて、唯一反体制的だった「女性の自立」っていう点までいつの間にか忘れ去られて、まるでそれが女の夢みたいな感じで締めくくられるのも納得いかない。最後をどうしても「愛」でまとめたいなら、「籍」に頼らない独立した愛の関係で終わらせろよ。


まあ別に大した思い入れがあるわけでもないけど。友達の彼女がエキストラで出てたので見ただけだけど。ドラマはもちっとおもしろかったのになあ。残念だ。