引っ越しその他

大学のハウジングオフィスに申請して大きめのアパートの引っ越しができることが急に決まったので、バタバタと用意して気合で引っ越して、その間コロムのジョブインタビューや私もプレゼンなどあり、落ち着きのなかったここ2週間。気が付けば10月も下旬だし。時間だけは容赦なく、でも幸せに過ぎていく。

ベイビは今までに増して可愛く、元気だし、ママ業は楽しい。
たまに学問的な活動をすると教授たちが痛いほど褒めてくれるので、なんでこの業界にいたのかちょっと思い出したりする。

人生の選択

今まですんなり敷かれたレールに乗って走れたことが一切無い二人。変化をまったく恐れない二人。人とは違ったやり方(2年間放浪してみたり)で博士課程も楽しくやってきたけれども、ここに来て、さあ皆一斉に就職活動、どこに入れるかであなたのランクがわかりますよ、みたいな状況がどうしても肌に合わない二人。これからどうしたいのか、どういう生活が理想なのか、学者として名を馳せたいのか、色々と考える時期になった。

不況なので博士号とっても「いつか就職できる」ことを夢見て、雇われ教師をしつつ貧困ラインぎりぎりの生活をしている人がたくさんいる、このアメリカ。そこまでアカデミアにこだわる気持ちがいまいち分からん。そういう状況も手伝って、また恩師の一人がテニュアとれなかったのもあって、一つ確実なのは、家族や自分を犠牲にして働いても報われるかはわからないし、仮にちょっと名のしれた学者になったとしても。。。だからなんなの、ということ。とにかくこの業界、プレッシャーがすごいので若手では人生楽しんでない人が大半。20代ならまあそれでもやってみたいと思うかもしれないけど、この歳だと(とくに相方は)アホらしく感じる。リサーチ活動は好きだから許される限りやっていきたいけど、テニュアのプレッシャーでこれからの大事な10年を楽しめないのは絶対嫌だ。

とくに去年、バリで3ヶ月リラックスしながら書くことに集中することを経験して、この上なく幸せだったし、世界にはそうやって生きている人がたくさんいることも分かったので、その方向に惹かれつつある。

というわけで、転機です。

スペイン語

10月から午前中だけベイビーシッターさんを雇うことにした。
あるツテがあって、とっても優しそうで頼もしいシッターさんをお願いすることになったんだけれど、コロンビア人でスペイン語を話す。英語はそれほどうまくない。まあコミュニケーションに問題はないけど、これを気にスペイン語を勉強することにした。ここ2週間ほどちょこちょこと学んでいる。さっすがに新しい言語をやるには忙しすぎるかな、とおもったけど、どうも言語好きみたい。いまさらですが。

今のところ

もうすぐ2ヶ月なんだけど、夜の授乳の回数が減らない。。。ま慣れたからいいけど。今だに3.5時間以上一度に寝れないベイビーさん。。5〜6週のころは「今日は5時間寝てくれたりして」ってわずかな期待をしつつ寝かしつけたりしてたけど、最近は「まそのうち」って思えるので気楽なもんよ。

まあそれも日々のリズムが出来てきたからかな。夜寝てくれる時間もバラバラなんだけど、一応私が夜9時から12時の間に寝かしつけて、Cは早く寝る。そのあと夜中から朝方まで1度か2度私が起きてささっと授乳。朝5時以降(だいたい6時にベイビーさんが起きる)からはCが起きて、冷蔵庫に保存してある母乳をあげたり、外に連れて行ったりして、面倒をみてもらう。その間私は7時か8時まで寝る。私は起きたら搾乳して、Cが作った朝ごはんを食べて、8時半ごろ追い出されるようにして家を出る。それから11時くらいまで博論とか就職活動用のこととかやって家に帰ってまた搾乳。それから一応バトンタッチで、お昼のあとCが仕事する番なんだけど、私と違ってベイビーさんが色んな音を立てても気が散らないらしい(さすが男親)ので午後もずっと家にいてくれたりする。基本私がベイビーさんと遊んだり、外に連れて行ったり、家事をしながら面倒を見てるんだけど、洗濯するのにちょっと出たりすることもできるし、「ちょっとヘルプ!」って叫べるので、いてくれるだけでも安心。ベイビーさんが昼寝してるときは私もまた博論ひらいたり、本を読んだり。つまり私が仮眠とらなくても一日過ごせるようになったので、使える時間が増えてきた感じ。

こんなときに、って思うんだけどCはマラソンレーニング中なので夕方毎日走ったり筋トレしたりで家を空ける。最初自分がまったく博論できなかったときはちょっと恨めしかったけど、最近は「すげー」って尊敬するわ。ちなみに私は今日朝早く起きたので少し走りに行った。出産後初のジョギング。

図書館復帰

6週間を過ぎて、そろそろ日常生活らしく色々としていこう、ということで、ベイビはCに任せて、ここ2,3日図書館のオフィスへ行き始めた。といっても最初は一時間、今日もまだ2時間ほどなんだけど。しかも早くから博論執筆やらマラソンレーニングやらに戻ったCに私が「ずるい。私は一日何も出来ないのに」ってウジウジと文句を垂れるので「大丈夫だから」ってCに追い出されるようにして図書館に行ってるんだけどね。

いや、一人の時間って不思議だわ〜。2時間だけと思うから集中力も違うし。久々の解放感でうれしかったり、2時間のくせに恋しかったりして。でも少しでも論文にprogressがあると、帰ってからベイビがぐずって、ずっと抱っこしてても何故か心に余裕。逆にカワイイなあって思えるのだ。

まだ一日の睡眠と授乳に中々パターンがないので2時間以上時間を見つけるのは難しいし、ベビーシッターも雇えない感じなんだけど、あと1ヶ月もすればもうちょっとスケジュールが読めて3時間出られることを祈る。。。